明後日の方向

「明後日の方向」って日本語、あるでしょ。
話がこんがらがって、元々話そうと思ってたのと全然見当違いの方向にいっちゃったときとかに、使うアレよ。


「今日の晩ご飯何にしようかしら」
「それだったらエビフライがいいんじゃないか」
「エビフライ・・・そう、エビといえば伊勢海老よね」
「伊勢海老かぁ。伊勢海老っていうと、この間よゐこの濱口が伊勢海老捕まえてたな」
「あれはすごかったわよねー。海の男って好きよワタシ」
「そうなのか。でも残念だったな、ワシは山賊じゃー!」
「キャー!」


みたいな。
こういうの、話が明後日の方向にいっちゃった、って言うでしょう。


でもね、「明後日の方向」って、そんなに間違った方向な気がしない。


だって、明日の次にあるのが明後日だよ。
考えてもみてよ。明後日の方向が、見当違いの方向なんだったら、僕らの日常はなんなんだってことよ。
ある意味では、僕らの日常は明後日の連続だよ。すなわち見当違いの連続ってことだよ。
まぁたしかに今、僕の人生はわりと見当違いの連続な気がしますが。


そんな個人的な話は置いておいて、この扱いじゃ、あまりにも「明後日」がかわいそうだ。もっと妥当な言葉を探してあげたほうがいいよ。「明後日」だってね、必死だよ。いつ自分が「あっさて」って間違えて子供に読まれるか不安でたまらないんだよ。単純に、「みょうごにち」って読まれて寂しい気持ちになったりしてるかもしれないよ。そんな必死な「明後日」に対して、見当違い、なんていう意味を当てはめる日本語はどうなのかと思う。


大体日本語ってのは、とっても難しい。ひらがな、カタカナ、漢字、あとなんか、「よゐこ」の「ゐ」とか古い文字をいまだに使ったりするし。近代の言語としてふさわしいのはやっぱり英語なんじゃないでしょうかね。マスターしやすいっていう意味で。英語が世界共通語になる日が早く来ないかなぁと思いますよ。しゃべれないけどね。しゃべれるようになりたいともあんまり思いませんが。あれ、なんかこのままのペースで話し続けると、自分の会社のことを思い出しそうだし、宣伝になりそう。


っていうかなんか話が明後日の方向を向き始めたわ。



■ネタ
・アーティストのこだわりの話
・100円自販機の話
・会社の話(グチ)
アジカンの新曲の話