プロポーズ大作戦

今週の月曜日、プロポーズ大作戦が最終回を迎えたんだけど、個人的にはなんかムズムズした感じが残る終わり方をしてしまったなぁと思った。ハッピーエンドにするなら、潔く、分かりやすい形で終わらせたほうがよかったんじゃないかなぁ。

さて、このドラマの個人的なミソというのが、主人公のケンゾーの恋は「過去に戻ってのやり直し」がきくことだったのだけれど、結局最終回まで、過去に戻ったことで、その恋が上手くいくことになることはなかった。それじゃー過去に戻った意味ないじゃん。いや、実際そうなのです。このドラマは、最後の最後でやりやがった。どんでん返しだ。

過去に何度も戻ったが、うまくいかないことを思い知ったケンゾー。最後に、彼が行き着いた答え。それは、「過去を嘆く今よりも、今を変えようという未来への意思のほうが重要である」ということ。

いやー。そんなメッセージがこめられていたとはね。つまるところ、最終回のこのメッセージが出てくるまでの、このドラマというのは、このオチに繋げるための前振りにしかすぎなかったわけ。それまでの10回近い、過去へのタイムスリップは意味がなかったわけだから、そうなるでしょう。このメッセージ自体は、とても前向きだし、別に嫌いなわけじゃないけどさ。

とまぁ、こうやって過去10回のタイムスリップにうんぬん言ってるより、今とか未来のことを考えたほうがいいっていうのがこのドラマのメッセージだから、もう何も言うまい。


プロポーズ大作戦 もしもあの日に戻れたら
脚本 金子 茂樹/ノベライズ 白崎 博史
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4 大好きなドラマのノベライズ版

結婚式まで、ケンゾーの思いに気付けないレイは、実はひどい人だよなぁと思う。いつだって男が女に振り回される世の中なのか!!!