撮影現場

「これを撮ってたのか!」ついさっき、ボクは自室で叫んだ。
記憶を辿る。去年の11月ごろだっただろうか。ボクの職場があるビルの地下1階にてTVの撮影のようなものをしていたのは。元々何も無いところに証明写真を撮る機械やらベンチを設置して、いろんな撮影用の機材を持ち込んでいた。
その完成版を先ほど、ボクはテレビで見たのだ。こういう経験は初めてで、いささか感激+驚いている。撮っていたのはABCテレビの、「11通の…出せなかったラブレター」という短編ドラマの『証明写真』という回であった。主演が有坂来瞳という、これまた知ってそうで知らないっていうレベルの冴えないタレントである。
にしても。2005年1月下旬に放送されるものを11月に撮影してるってことは、2ヶ月も前に撮ってるってことだ。はやい。このドラマは一話完結ものなのにも関わらず、そんなに手間暇かける必要があるってことは、連ドラってやっぱ大変なんだろうなって思う。思うが、よくよく考えてみるとそんなことは僕の人生とは全く関係ないということに気付いた。考えた時間分、損だったな。
余談だが、芸能人関係の話をすると、職場があるビルには松竹芸能㈱が入っていたりする。このあいだ、友達が安田大サーカスのヒロ(一番横幅ある人)を見かけた、なんて話をしていたが全くうらやましくなかった。