あややベスト

うしろのミキティーに雰囲気似てね?

爽やかな春風に運ばれて、ひとひらの花びらがボクの元へ舞い込んできた。そんな錯覚を覚えた(みたいなステキ風な表現を嘘でもいいから使ってみようと思った)のは、松浦亜弥のベストアルバム発売につき、その収録曲をファンによるWEB投票の結果にもとづいて決定するというニュースを聞いたからだ。思い返してみると、人生経験上、ファン投票という行為をした試しがない。ボクは野球が好きだが、オールスターのファン投票はしたことがないし、また、これまで好きだったアーティストが今回のあややのような試みをしたこともない。
そこで人生初のファン投票をあややに捧げることにした。あややもさぞかし喜んでいることであろう。さて、投票した曲は、「元彼」「ダイアリー」「奇跡の香りダンス。」(1位→3位)。このラインナップを見て分かる方もいるかもしれないが、僕は大の「T・W・O」(2ndアルバム)ファンである。特に今回「T・W・O」から選ばせてもらった2曲は本当に好きな曲だ。
1位に選んだ「元彼」は、歌詞が素晴らしいと思っている。ミディアムテンポであることもあって、ゆったりと物語(歌詞の世界)が進んでいくのだが、その情景というのをこの曲ほどハッキリ思い浮かべられる曲はハローでは他にない。とても身近な風景を描いている曲なだけに、選ぶ言葉一つ一つが重要になってくると思うのだが、この曲に関してはそれがバッチリであり、ピッタンコカンカンなのである。つんく♂の言葉選びの感性に感服した。
2位の「ダイアリー」は、イントロの「ライブもそろそろ終わりですよ感」が好き。せつなくなる。アルバム内では5曲目なのに、「なんなのだ、この終わりっぽい感じは!」と、今聴いたって感じるのだから、相当だろう。あとはやはり間奏にはさまれるあややのセリフだろうか。いや、セリフは特に思い入れはない。この曲はメロディーが好きだ。
3位「奇跡の香りダンス。」は単純に好きな曲の部類なので選んだ。
2ndアルバム「T・W・O」は、当時のボクの歌手・松浦亜弥評を大きく変えた作品でもあるので余計にインパクトが強かった分、過大評価をしている部分もあるが、個人的にはハローのアルバムの中では群を抜いて優秀な、長く聴けて長く楽しめる、いいアルバムだと思っているので、もし万が一聴いていないなんていう人は是非購入していただいて、その後ボク宛に郵送していただけるとありがたい。