Japan defeated Cuba.

オリンピック野球、日本がキューバを打ち負かした!でかした!こないだからキューバには勝ててなかったので今回勝てたことを本当に嬉しく思う。大体キューバチームのユニフォームときたら、全くナンセンスで、パジャマみたいに見えるし、そんなチームに日本が負けてたまるかっ!と昨夜の試合を見ていて思ったわけだけど、でもよくよく考えてみたら日本チームのユニフォームもめちゃめちゃだせぇ!ってことに気がついちゃったわけで、そう考えるとなんだか野球の代表チームのユニフォームはどこもかしこもダサダサだと思い始めた。サッカーは、なんかどこの国もカッコイイと感じるのになぜ野球はああなんだろう。

ところで、この調子でいけば(オーストラリアには負けましたが)日本の野球チームが金メダルを獲得する可能性もかなり現実味を帯びてきたわけだけど、そうなると現在の混沌としている日本の野球界にとっては久しぶりの朗報になるような気がする。今の日本野球界では、リーグ制度の問題、オリックス近鉄の合併問題、巨人の不正、ナベツネ辞任など、本来のスポーツとしての「野球(ベースボール)」とは関係のないところで、様々な問題が起こっていて、それらが健全な野球少年たちの育成を阻んでいると嘆く人々もいたりする。そういう意味でも、今回もし金メダルを取るようなことがあれば、これは本当に久しぶりに日本野球界にとって素晴らしいニュースになるのだろう。

と、ここまで考えてみて思ったが、かといってじゃあ、現代の健全な野球少年たちは本当にそこまで健全なのだろうか、とふと思った。小学校中〜高学年の野球少年たちは、野球のプレーヤーあるいはそのプレーそのものしか見ないで、それで野球に憧れるのか。現実に起きている問題は全く無視し、野球選手はただただ野球だけを楽しんでプレイしてお金をもらっている、というそういうイメージだけで野球選手を目指すのか。そんなことがあるだろうか。

むしろ今の野球選手を目指す子供たちは、「ナベツネ辞任しやがったぜー。やっと野球が面白くなるかもなー」とか、「近鉄オリックスなんて合併しても大してかわんねーんじゃねー?」とか、そういうことを普通に言っていると思う。

かと言って、それが悪いことかといったら全然そうとは思わない。むしろいいことだと思う。彼ら野球少年たちは、【野球とは直接的に関連の無いところで起きている様々な問題】についても興味を持ち、知っていくべきなのだ。なぜならば、プロ野球選手には今の古田選手(ヤクルト)のように試合以外の場面でも奔走しなければならない人間もいるから。例えば、年俸の高騰化問題なんかは将来のプロ選手を目指すのであれば否応ナシに知っておかないといけない問題だと思う。知っておかないより、知っておいたほうが絶対にいい。

勝手な大人のイメージによって、健全な野球少年たちは醜い部分を見たがらない、見たらやる気をなくす、などと考えられているけれど、実際は絶対にそんなことは無いと思う。

にしても、日本がキューバに勝ったことでボクがこんなことを考えることになるとは思ってもみなかった。