what is the entertainment?

ここのところ、妙な意識にとらわれてしまって、自分の書きたいことを思うように書けないような感じ。つまらないといわれたら悔しいし、面白いといわれれば嬉しいから、面白いものを書きたいと思う。そのためには、人の目を気にする必要がある。人に見られることを気にするということは、自分の本当に書きたいことを書けないということになるし、自分本位の文章を書くということは、自己満で終わってしまう。もちろん、自己満という側面も持ってやってはいるが、かといってそれで終わるのもさびしいような気が、最近はする。だから、人の目を気にしながら書くということをやりたいとも、思う。

サイトがエンターテインメントだとして、人を楽しませるということを第一に考えてやる。それが「人の目を気にする」ということ、とすると、それはどうやったらできるのだろうか。自分には分からないし、才能によるところが大きいと思う。もちろん、才能の一言で片付けたら終わりだということは分かっていて、何とか面白いものを書きたいという気持ち、もってはいるのだけれど、ちっこい頭ん中かっぽじって考えてみても、「面白い文章の書き方」なんていうものは見つからない。面白いって、どういうことなんだろう。

面白さは千差万別だと思う。お笑い的な面白さもあれば、文学的な面白さもある。人がもつツボも違うから、一概に○○がゼッタイ面白いとは言えない。ただ、「面白さ」は、提供する側と受け取る側である程度の共通観念がないと絶対に成り立たないものだから、ある一点もしくは一線とか、範囲において共通の面白さはあるような気もする。当たり前のことを言うと、書いている人間にしかわからないようなネタを書かれても、見ている人間は全然面白さを感じない。逆に言えば、共通の観念があるからこそ、面白さを分かち合えるということ。

ただ、「書き手(や、それについての専門知識を備えている人間)にしかわからないような話題」を書いた場合でも、「読み手が知っているもの」が、少しそこに含まれていれば、それがとっかかりになって、面白いと感じうるのかもしれない。

この界隈はというと、書き手と読み手の共通観念としてモーニング娘。およびハロプロの話題がある。テキストのメインになるのは、もちろんその周辺の話題だ。でも、「書き手にしか分からないような話題」がメインになって、モーニング娘。の話題が「読み手が知っているもの」になってもいいのかもしれない。それか、その二つの割合をよく考えて、うまい具合にミックスさせてったら面白い文章ができるのかもしれない。

っていう文章を書きつつ、そうじゃないな、とも思ってる。なんでかっていうと、僕自身が上みたいなサイトは面白いって感じないから。ボクは、結局大事なのはオリジナリティなのかなぁ、って思う。上に書いたことは、もしかしたらオリジナリティになるかもしれないけど、このやり方は自分自身が薄っぺらい人間だった場合できないと思う。そして、自分は薄っぺらいのでムリ。