思い出しムカつき

そういえば先日帰省したとき、番組開始以来、はじめて「二人ゴト」をテレビで見ることが出来た。最初で最後の鑑賞である。にもかかわらず、その回の内容が小川と辻という組合せだったのは、僕にとって実にショッキングな出来事であった。

だが、ショックを受けたのは、そのことに対してだけではない。

タメ口でしゃべる小川麻琴。コレがものすごく腹立たしいということに気づいてしまったのだ。もちろん、あの番組の狙いどころは彼女たちの[素]をテレビで見せる、みたいなところにあることは重々承知だから、別にその見せ方に文句を言うつもりはないし、そんなのは見当違いなことだと理解はしているつもりだ。

ただ、普段見る小川は丁寧語を使っているイメージが強かったせいか、焼肉を食いながらぶっきらぼうな言葉遣いをしている彼女には相当ショックを受けた。というか相当ムカついた。ナマイキだと思った。ナマイキなガキんちょがぁ!と思った。このやろう、クソガキのくせにウマイ肉食いやがって!と思った。

何より、その小川に対して「おい!」ってテレビの前で1人怒ってしまった自分に一番腹が立つ。今考えると、だけれど。

とりあえず、最後まで番組を見て、「この子、そこらへんにいる10代の女の子となんら変わらないなぁ」などと負け惜しみ的なことを思いながら、テレビの電源を落とした。