サイトを見ること見られることについて

ボクは文章を読んだり書いたりするのがどちらかと言うと好きな人間で、こんなサイトを持って好き勝手に文章を書いたり、他のサイトを読み回ったり(巡回)するのが趣味になっています。つまり、書き手としての自分と、読み手としての自分がいるわけです。

まあ、趣味でやっている分際で自分のことを書き手なんて言うのも恥ずかしい限りで、本当に文章を書くにあたっては自分にイラつくことが多いのです。なんとボキャブラリーの少ないことか。なんと表現の稚拙なことか。などと、自らの書く文章に失望している毎日です。ただ、読み手になるとき、誰かが書いたものを読むときに限っては、自分の書く文章の未熟さは棚上げにして、他人の文章や作品に対する勝手な感想や意見を持つことも多く、他のサイトを読んでいて「ツマラネェ」と思うこともしばしばです。けれどボクは、読み手はそういう勝手な立場にいていいと思います。作品を読んで、面白いと思おうがツマラナイと思おうが、それは勝手。ただ、そういった「思い」、つまり感想を、サイトなどに勝手に書いて書き手に伝わらない状態で放置することが問題なだけであって、「ツマラネェ」とかって思うのは勝手。

でも、だからと言って一度「ツマラネェ」と思ったくらいでそのサイトを見なくなるかと言ったらそうではないわけで。極端な話、どんなに面白いと言われるサイトであったとしても、全ての更新において万人を満足させることなんてできるわけないじゃないですか。それどころか、全ての更新において、ある特定の読者(例えばボク)を満足させることだって困難ではないかと。それを求めるのは、そのサイトの管理人さんに対して、ものすごい酷というか横柄な態度だと思うんです。自分の文章への自信の無さもあって、最近のボクはサイトなんていうものは、たまに面白かったり・たまに斬新だったり、っていう気軽なスタンスでいいんじゃないかと、最近はそういう考え方をしています。